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大阪府立東住吉高校の取り組み

東住吉高校では「チャリティー100kmリレーマラソン」を13年間続けています。  きっかけは本校生徒が、アジア最貧国であるネパールでは、貧困のため小学校を中退しなければならない子どもたちが沢山いることを知ったことです。特にネパールでは、女子には教育はいらないと思われており、女子の小学校の中退率が高いことを知りました。

2007年秋、ボランティア部と生徒会で学校に行けないネパールの子どもたちに奨学金を贈る、「チャリティー100kmリレーマラソン」を企画しました。学校のトラック(250m)を「深緑のたすき」をつなぎながら400周走るというもので、その企画に賛同して下さる商店街や街の人たちからスポンサーとして寄付金を募りました。ボランティアランナーは、毎年300人以上の生徒たちが集まり楽しく100kmを完走しています。昨年の秋で第14回目の実施となり、深緑のたすきを1400kmつなぐことができした。

13年間で集めた寄付金は、1040万円になりました。現在、独自の奨学金制度を設立し、現在352名のネパールの子どもたちに奨学金を贈っています。

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2010年2013年2017年にネパールスタディーツアーを実施し、奨学金を贈っている子どもたちと熱い交流しました。訪問後、「スタディーツアーにより人生観が変わりました。」「困難な状況でも、目を輝かせて学ぶ小学生を見て、当たり前に学校に通える自分たちの現状を考えさせられました。」「看護師になり国境無き医師団に入りたい」など様々な感想を生徒たちは持ったみたです。

また、東日本大震災の時も、急遽100kmリレーマラソンを実施、集まった寄付金190万円を陸前で津波にのまれた岩手県立高田高校に義援金として贈りました。2015年のネパール大地震でも、80万円の義援金を贈りました。2016年の熊本大地震では、被害の大きかった益城町の高校受験をする中学3年生を支援するコラボスクールに80万円を寄付しました。  

本校は、目に見える寄付金を目指しています。たとえば、ユニセフや日赤などの大きな団体に贈るのではなく、目的を明確にして贈っています。そして、その結果をフィードバックして生徒たちに伝えることを大切にプロジェクトを企画し、生きる力を身に付けていく生徒を育てています。

2014年 100kmチャリティーリレーマラソン動画

東住吉高校100kmチャリティーリレーマラソン

東住吉高校での贈呈式や募金活動

2022 体育祭での募金活動

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